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君たちはどう生きるか

サラリーマン意識

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大学を卒業して、大きく方向転換を自分の意思で決めてアメリカへ渡り外資系金融機関に務めて欧米を中心に活躍する中で、人種差別と言う壁にぶち当たり当時本店はもとより支店にも日本人が皆無であり社内でも厳しい仕事が回ってきました。毎日が無言のイジメであり唯一本社採用である事だけが救われた時代でしたね。

アフリカ系黒人の友達がフランスで出来て会社の仕事以外にこの人種の壁が私の人生で大きくのしかかって来ようとは予想もしていなかった訳です。けど、当時の私は、自分の生い立ちや父の職業による差別を日本でも受けていた事もあり自分の中でこのストレスをどのように発散するかが一つのテーマでした。
そして、1年が経ちお陰様で契約が更新されて社長に言われた言葉、それは希望を捨てるな、君を採用したにはしっかりした理由がある。自分のスキルを世界で通用する社員になる事だけを考えて仕事をしなさいと更新の時に声を掛けて頂きました。
私は考えました、そう、為替が変動する中で日本企業の欧米への投資が活発になる。その時人種差別が激しい今、私が起用されるかもしれないと考えたのです。
ニューヨークに戻り、相変わらず差別的な環境の中で、私はオーナーの事を信奉し色々な本を読みあさり噂を聞いてオーナーへの憧れを募らせるのです。私の人種差別のこの気持ちをオーナーはきっといつか理解してくれると信じたのです。
そして、ある日突然その日がやって来たのです。自らの道は常に険しい道を歩みなさい。悩んだら必ず厳しい道を選ぶ事だと父に言われた事がその時蘇りました。
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