ドライアイとその原因と対策
誰が為に鐘はなる うおちゃん
ドライアイとして処方された目薬を点眼していても、長時間のコンタクトレンズ着用が難しくなった今年の夏。
ドライアイに至る原因を知り、対策に時間をかけてしていくことで、大切な目を守ります。
■疲れ目の原因
・長時間のパソコン作業や手先の細かな作業をする
・メガネやコンタクトの度が合っていない
・老眼(老視)など
■パソコンやスマホによる疲れ目
パソコンやスマホでのディスプレイを長時間見続けると、目の酷使や画面の凝視により、まばたきの回数が減り、目が乾いた状態になります。
この状態は必要以上に目を酷使するため、疲れ目を引き起こします。
さらに症状が進むとスマホ老眼を引き起こします。
スマホ老眼は、至近距離でスマートフォンなどを見続けることにより、毛様体筋が凝り固まって、ピント調節がうまくできなくなってしまった状態です。
私たちの眼は、本来遠くが見やすく、近くを見ると疲れやすい構造です。
特にスマホなどの操作では、パソコンなどの操作時よりもさらに近い距離で、
小さな画面をつい長時間凝視してしまいがちです。
そのため眼に大きな負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすいといえます。
■目はむき出しの臓器
「目はむきだしの臓器」という認識を持ってください。
“ちょっと触る”の積み重ねが、目の障害を引き起こすことは多い。
目はむやみに触らないことです。
■パソコンやスマホをよく使うコンタクトユーザーの対策
パソコンやスマホを見ることの多い人は、【LEDのブルーライトを緩和するメガネ】は必須です。
現代人はとかくスマホを見がちだが、時間があるときには、【ビタミンBの入っている目薬を差して】、【目をつぶってお湯に浸して絞ったタオルを目にのせて5分でも10分でもリラックス】して目を休ませることも心がけます。
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コンタクトレンズ装用者には、自分が「患者」であるという認識を持っていただきたいですね。
ハード、ソフトにかかわらず、コンタクトは必ず角膜への酸素不足になり、角膜の内細胞を破壊する可能性があります。1日最長でも8時間までを限度に、メガネを携帯し、少しでもおかしかったらコンタクトを外してください。
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■ドライアイ用の目薬
目を保護している主成分は、目から分泌されているタンパク質成分の「ムチン」と脂。
→ドライ用にはムチンを増やす目薬を点眼。
目薬は処方、市販に関わらず、角膜障害性のある防腐剤の少ないものを選び、1回使い捨て以外は、開封したら2か月で捨てる事。
皮膚はブドウ球菌が多いので、つける時には上から垂らして、先端が皮膚に触れないことも大切です。
■そもそものパソコン環境を整える
・パソコンを使う環境で大切なのは「照明」です。
画面よりも暗い部屋でパソコンを使っていないか、照明のちらつきや、画面へ電灯や外光の移りこみはないか確認してみましょう。
・パソコン使用時の姿勢を確認。
前かがみになって、キーボードを叩いていませんか?
画面を見上げる状態で使っていませんか?
書類と画面が離れていませんか?
・オフィスの湿度を確認。
ちゃんと休憩を取りながら仕事していますか?
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これらを踏まえてマイルールです。
・まずは、パソコン、スマホを使う環境を整えます。
照明、パソコン、スマホを触る時の距離、自分の姿勢の確認。
・1時間に5分はパソコンから目を離して、遠くを見ます。
・目の違和感を感じたら、時間を置かずメガネに変えます。
調子が良くないときは、メガネを持ち歩きます。
・寝る前の5分間は、温タオルや目を温めるグッズを目にのせます。
まずは基本的な対策をさぼらず、毎日繰り返すことで、一日の目の負担はなるべくその日にリセットする習慣をつけます。
スマホ老眼の症状を引き起こしていないかどうかで眼精疲労対策の成果を確認します。
http://www.shiroyama-y.co.jp/Must/Eye/eye_body_3top.html
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/selfcheck/eyestrain/