⼈間関係と信⽤の積み重ね
⼈間というのは⾯⽩いもので、歴史が続くように、私たちの⾏動や関係も積み重ねられていきます。今起きていることには、必ず過去の原因があります。それゆえ、過去の問題を繰り返さないためには、前もって対処することが重要です。
例えば、どんなに素晴らしい⼈でも、お⾦を貸して返さなかったら、その⼈は「お⾦を返さない⼈」として⾒られます。それなのに、またその⼈と付き合い続けると、再び「お⾦を貸してほしい」と頼まれることになります。その際、過去の嫌な記憶が蘇り、「前に貸したお⾦もまだ返してもらっていないじゃないか」と思ってしまうものです。
相⼿は「今度は返すから」と⾔ってくるかもしれませんが、その⾔葉を信⽤できるでしょうか?さらに、相⼿が泣き落としにかかってくることもあります。「⾦がないと困るんだ」と。しかし、それでもこちらは「どうしようもない」と断ることになります。すると、相⼿は怒り出し、「俺とお前の仲じゃないか、そんなセコイこと⾔うなよ」と迫ってくるかもしれません。
こんな状況に巻き込まれたくないので、私は⼈にお⾦を貸したことがありません。⼈間というのは、毎⽇を分断させるように⾏動してしまいがちですが、私たちはその積み重ねを意識して⾏動するべきです。
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