繋がりを意識した記憶法の重要性
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歴史を例に挙げると、世界史と⽇本史を並べてみて、⻄暦で縦列を作り、国ごとに横列を作ると、⼀つの年に世界各地でどんな出来事があったのかが⾒えてきます。
例えば、1110年には⽇本、中国、ヨーロッパでそれぞれどのようなことが起きたかがわかります。これを⼆次元の平⾯図として捉え、さらにイメージ的に⽴体化していくと、世界の歴史が⼀つの三次元の表のように理解できるようになります。関連性を持って記憶することで、全ての出来事が繋がっていくことに気づけるのです。これは⼈間の体に置き換えても同じです。
たとえば、腰が痛いと感じる場合、整体で腰を治療するだけでなく、医者は体全体がどう繋がっているかを考えて治療を⾏います。レントゲンやMRIを使って詳細を確認し、どこに問題があるのかを特定するわけです。
このように、何事も唐突に起きるのではなく、必ず連続性を持って起きています。そのため、常に繋がりを意識して物事を覚えていくことが重要です。記憶が曖昧になったり、忘れてしまったりするのは、これらの繋がりを意識せずに覚えようとするからです。
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