グループ名となった「おもてなしが闇付き~ゲインからみのりへ」について
「おもてなし」は、字のごとく「表無し」。
これは「建前がない」ということであり、それによって相手の本音を聞くことができます。
つまり「最高のおもてなし」は、「表がない」から、相手の「裏を聞く」「裏を知る」ことが出来ます。
最高のおもてなしは、「真心(まごころ)」を込めてするものです。
真心とは、「奉仕の心」であり、「感謝の心」であり、「調和の心」であり、それは「無欲の欲」の素直な人であると思います。
素直に質問し、素直にフォローする、
私達のグループの取り組みは、この「素の部分」、本来の姿でフォローしフォローを受けるという、感謝の心と奉仕の心を持って調和(一体感)を目指しています。
ゆえに、「最高のおもてなしを目指している」と言い換えることも出来るのではないかと考えました。
また「おもてなし」は、CAPDを屈指しなければ「おもてなし」とは言えず、相手に喜んではいただけません。
C=相手の好みや苦手なものを聞き、観察し、周りの状況からもリサーチする。そこからどんな風にしたら相手が満足し、何を提供したら相手に喜んでもらえるのかを考え、イメージする。
A=そこから自分が持っているものは?足りないものは?を考えて、必要なものを準備する。
P=どんな手順で、どんな役割分担で、どんな時間配分でやるのか、シチュエーションは?etc…を段取りする
D=そして実行する
最高のおもてなしによって、相手は満足し、喜んでいただける。
そうして、相手から信頼を得て、上客となってくださったり、良い情報をもたらしてくれたり、利他を返してくれる。
グループ延いては塾全体の、メンバー全員でフォローし合いながら一体となって成長することを目的として、
どうしたら「喜んでいただけるか」「どうしたらお役に立てるのか」を、このグループでは、must-can-willから「利他の心」を学ぼうとしている私達は、「おもてなし」を追求することとリンクしていると考えました。
そして、利休七則 ~おもてなしの心として~
茶は服(ふく)のよきように ―心をこめる―
「お茶は心をこめて、おいしく点てましょう」という意味です。「服(ふく)のよきように」というのは、舌(した)の先でおいしいと感じることだけでなく、一生懸命(けんめい)に点てたお茶を客がその気持ちも味わっていただくという、主と客との心の一体感を意味しています。
炭(すみ)は湯の沸(わ)くように ―本質を見極(みきわ)める
炭(すみ)に火をつけさえすれば必ずお湯がわくとは限りません。湯がよくわくように火をおこすには、上手(じょうず)な炭(すみ)のつぎ方があります。しかし、そのつぎ方を形式だけでのみこんだのでは火はつきません。本質をよく見極(みきわ)めることが大切です。
夏は涼(すず)しく、冬は暖(あたた)かに ―季節感(きせつかん)をもつ―
茶道では季節感(きせつかん)を大事にし、表現します。夏ならば床に「涼一味」などのことばをかけたり、冬ならば蒸したての温かいお菓子を出すなど、自然の中に自分をとけこませるような工夫をします。
花は野にあるように ―いのちを尊(とうと)ぶ
「花は自然に入れなさい」ということですが、「自然そのままに」再現するというのではなく、一輪(りん)の花に、野に咲く花の美しさと自然から与えられたいのちの尊さを盛りこもうとすることに真の意味があります。
刻限(こくげん)は早めに ―心にゆとりを持つ―
「時間はゆとりを持って早めに」ということですが、ゆとりとは時間を尊重(そんちょう)することです。自分がゆったりした気持ちになるだけでなく、相手の時間を大切にすることにもなります。そのときはじめて、主と客が心を開(ひら)いて向かいあうことができます。
降(ふ)らずとも雨の用意 ―やわらかい心を持つ―
「どんなときにも落ちついて行動できる心の準備と実際の用意をいつもすること」が茶道をする人の心がけであることをいおうとしています。どんなときにも「適切(てきせつ)に場に応じられる」自由で素直(すなお)な心を持つことが大切です。
相客(あいきゃく)に心せよ ―たがいに尊重(そんちょう)しあう―
「相客」というのは、いっしょに客になった人たちのことです。正客(しょうきゃく)の座にすわっている人も末客(まっきゃく)の席にいる人も、おたがいを尊重(そんちょう)しあい、楽しいひとときを過ごすようにしなさいと利休(りきゅう)は説(と)いています。
また「おもてなし」に「ヤミツキ(闇付き)を加えましたのは、
「おもてなしがヤミツキになる」という、喜びに満ちて習慣性になることもこのグループのひとつの目的であり、目標にもなっておりますし、
また、先生から「闇付き」について教えて頂きました言葉として、
「闇付き」は「暗闇でそっと忍びより、ことを成す」という直接的な解釈にとどまらず、自分の意思(自我・主観・利己)を持たず、中立を守り、立ち位置を自覚し、誰かのために働きます。
また暗闇で働くからには、距離間を作り、コントロールが出来てこそはじめてできるものであるとともに、私利私欲があっては中立の立場に立てないもの、という解釈を致しました。
更に深めて考えますと、
立ち位置を作るためには、個性を持つこと。
それには一つ一つの出来事に「なぜ?」を重ね、質問し、自分の言葉で語れるようになること。
それが自己主張であり、個性となる。
そして相手に興味を持ち、相手の立ち位置を理解しようとし、理解を深めることで、さらに自分の立ち位置が明らかになり、そこから距離間を作ることができる。
このような意味をもつ「闇付き」という言葉を付け足すことで、グループのコンセプトがわかり、目的がはっきりと明確になると考えました。
グループ名をみなさんで投稿し、その名前の由来をそれぞれ紹介いたします。
美月(みほねぇ)の提案・・グループ名 「チーム おもてなし」は前記の通りです
マッキーのご提案・・グループ名 「ゲイン」
グループ名の由来
ゲインは、スポーツのラグビーで使われている言葉です。
私も高校時代は、勉強そっちのけでラグビーに没頭していました。
簡単な説明になってしまいますが、ラグビーはボールを前にパスすることが出来ない競技なので、相手チームとの接点(スクラム、モール等)があったポイントから少しでもボールを前に運ぶ事(ゲイン)がこのスポーツの重要な所です。
ゲインの繰り返しで相手チームへゴール(トライ)します。
私達は、先生から学んだ事を活かし前進(ゲイン)する事。
それは、1日1投稿という約束の中で成長する事、日々の学び、気づきから思考を活用し前進(ゲイン)する事。
昨年末に代表が投稿して下さいました「One for all, All for one」もラグビーではよくつかわれていた言葉であり、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」とも関連付けて考えられるのではないかと思います。
また、ゲインは英語にすると「gain」であり、主な意味の中には「得る、(努力して)得る、手に入れる」など意味もあり、30日間修行の終わりには各々が得るものがある実り多き時間になる事を願ってこのグループ名を推薦させて頂きました。
しんちゃんのご提案・・グループ名 「みのり」
グループ名の由来
お米づくりと照らし合わしてみましち。私もお米づくりを手伝っています。米をつくるのには、稲の収穫が、終わってから、始まります。収穫後の田んぼを耕します。冬の間も複数回耕します。稲穂の株を掘り起こし太陽の光を浴びせながら腐葉土にし、土を冷やします。そうすると、土がパサパサになります。それを繰り返すと養分の含む土になっていきます。そして春がやってくると桶に水をはり、もみを入れて、数日たってから苗箱に肥料、土、もみを均一にいれます。それが終わると田植えまで苗箱に向かって水をかけて、シートをかけて、の繰り返しです。田植え前になると田んぼに水をはります。水をはる前に、村の人達と溝そうじをして水をはるときも村の人順番で水の管理をします。順番も変わってもらったりしてやりくりします。そして田んぼに苗を植えます。苗を植えてからが大事です。状況をよく見て水を入れて抜いて、草ひき、肥料まき、畦道の草刈り、各田んぼによって状況を把握しなくてはいけません。そうしてやっと稲刈りです。稲刈りを終えるともみを乾燥させて玄米にします。そして白米にして口に入ります。田んぼは、野菜作りよりも簡単と言われる方もいますが、一人では、できません。周囲の人達の協力が不可欠であり気配りも必要です。お米を収穫するという目的をもって行動する。今、グループで参加させていただいて似ていると感じました。